平成29年(2017)の今年でちょうど30年。
それを記念し、5月5日に特別法話を開催しました。
当日は朝からよく晴れ、気温もぐんぐん上昇。
二戸市の最高気温は25.8度を記録する暑い日となりましたが
5千人もの方々が訪れてくださりました。
本堂に向かって右側のシダレザクラはちょうど見頃を迎えていて、
灌仏会(お釈迦様の誕生を祝う花祭り)で飾られた花々とともに
境内を美しく彩りました。

二戸大作太鼓の力強い演奏。

瀬戸内名誉住職が歌詞を補作された「桂泉観世音」の優美な踊り。

フルートとピアノの演奏、合唱団かつらによるコーラス。


駒ヶ嶺新山神楽の奉納。

菅野澄順住職と藤原淳二戸市長から御挨拶。


午後1時半、瀬戸内名誉住職による法話が始まりました。

「法律や道徳は変わる。
だけど仏様が『これはいい』『これは悪い』と決めたものは変わらない。
変わらない力があるというのは素晴らしいことだと思います」
「いいことと悪いことは表裏一体。
いいことだけ、悪いことだけということはありません。
悪い時にくしゃっとしないで、気分を湧き立たせる努力をするといいですよ。
私も気分が鬱になった時には楽しいこと、私の場合は何を書きたいかを考えます。
何をすれば一番嬉しいかを考えると鬱は防げます。
人から相談された時もそう勧めてあげるといいです」
「もうここには来られないと思うけど、私の魂は天台寺に留まります。
一緒にお墓に入りませんか?」
「一度会ったらもうご縁ができたの。だから皆さんのお幸せをずっと祈っています」
約40分の間、ユーモアを交えながら皆さんに語り掛けました。
